第19回全国大学書写書道教育学会・徳島大会
20回記念「書写書道教育学の歩みと課題」に連なる
ラウンドテーブルについて(ご案内)
2004年9月1日
企画局・研究局
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「ラウンドテーブル」は、和訳すれば、円卓会議です。お互いに顔を見合わせて、意見を率直に活発に交わし合おうという趣旨のもとに設けられた会合です。
四国大学をホストとする第19回大会では、従来の研究発表やシンポジウムという形式や時間の制限を緩め、研究萌芽の促進及び研究人育成に重点を置いた企画を加えることにしました。いわば、種を植え、双葉に育てようというものです。
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当学会の研究発表大会は、これまで、年に1度、各地の教員養成系の学部の担当者を世話役にして、開催されてきています。
その第1回は、宮崎大学を世話役にして、昭和60(1986)年の秋に開催されました。当時の研究発表は、課題研究3件、自由研究3件の合計6件でした。
課題研究の3件すべてが、当時の教育職員免許法のもと2単位必修期における中学校教諭のための「書道(書写を中心とする)」のあり方を提案したものです。現在の用語で言えば、シラバスが示されたということになります。
このことが象徴しているように、当学会は、自分の足元にある授業の中身を構築しながら、それを支える書学を検討し、教科教育学としての整備を急いだということがわかります。
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あれから満18年が経過し、当学会研究発表大会は、今回で19回め、19年めを迎えます。後に振り返って、今回を挟んだ前後40年間が、歴史的に最も混沌とし、価値を見定めることが困難な期間であったかもしれないと回想することになるのかもしれませんが、今ここで、教科教育学(国語科書写、芸術科書道)としての到達点を確認し、新たな歩みを進めるための道筋を展望しておこうと考えました。
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今回のテーブルは、下記の4つです。いずれも、中期(2〜3カ年)、長期(5カ年程度)の課題研究につながる展望のもとに話題が提供されます。それを契機に、テーマを広げ、仲間作りを行いましょう。
すなわち、今後の課題研究は、単年度ではなく、数年度にわたって複数人で行うという方向が加わります。
提供された話題に触発されて、以降、共同研究のチームに加わってみたいという方を募ります。
テーブル 1 |
テーブル 2 |
テーブル 3 |
テーブル 4 |
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計 画 |
長期課題 |
長期課題 |
長期課題 |
中期課題 |
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話 題 |
書写・書道の学習 内容論・教材論な どについて |
教育課程と書写・ 書道 |
学習者研究とその あり方 |
授業研究をどのよう に進めるかについて |
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進行・世話役 |
・押木 秀樹 (上越教育大) ・樋口 咲子 (千葉大) |
・松本 仁志 (広島大) ・東 賢司 (愛媛大) |
・鈴木 慶子 (長崎大) ・谷口 邦彦 (安田女子大) |
・青山 浩之 (横浜国立大) ・斎木 久美 (茨城大) |